嘘かどうかは関係ない
深夜、私は動悸がとまらなかった。
丸山隆平 キャバクラ
丸ちゃん キャバクラ
丸山 キャバクラ
少し落ち着いた今、モンペ強火丸山担が自分の為に今の思いを書こうと思う。
私は丸ちゃんにはまる前まで、アイドルのスキャンダルやゴシップで荒れるファンの事を見下していた。
何故見せてくれるものだけを信じないのだろう。
何故好きな人が見せたい所だけで楽しめないのだろう。
アイドルに夢を見すぎじゃないのか?
付き合える可能性なんか無いのに何故?
オタクになった今、私も例外ではなかった。
ソースなんか、関係ない。
心がざわついたのだ。
1晩中、眠れなかった。
彼は元々気性が安定しているとはいえないが、女性芸能人と共演するときはご機嫌ではしゃぐ事が多い。
正直美人とはいえない方でも彼はニコニコしていて、それがとても微笑ましかった。
高嶺の花のあの人の審美眼がかわいかった。
突然だが、関ジャニエイトの中で、一番のガチ恋枠は誰だと思いますか?
私は圧倒的に丸ちゃんだと思う。
美しいお顔に、少しの癖。
優しそうだし、加虐趣味も被加虐趣味もありそう。
明るいギャグで油断させといて垣間見得る闇やそこはかとない童貞臭。
このギャップに私はやられた。
正直いえば丸ちゃん自身は見せようとしないが、沼に片足をとられた時点で「ただ明るいだけの人じゃないな」と気づく人も多いだろう。
そして、そこがツボなマルターは多いだろう。
しかし、盲目になりかけた私には周りは見えなかった。私だけが気づく闇。
ただかっこいいだけのアイドルじゃない。
明るく見せてるあの人の私だけが知る根暗な部分。
めんどうくさい私がジャニヲタになるには、このスカしが必要だった。
そして、噂を見た。彼への自分勝手な想いが裏切られた気がした。
その戸惑いを友達に一方的に押し付け、聞いてもらうと
モヤが晴れた。
彼女に「別に良いじゃん笑どんな所に行っても丸ちゃんは丸ちゃんじゃん」と言われたからだ。
そうなのだ。
私は丸山隆平のファンになり、愛したのだ。
テレビの中だけじゃ満足できず、本人が見せようとしないスカートの中を望んでおいて、都合が良い。
彼のみたらしで、メンバー1面食いだと言われるところも愛していたのだ。
自分へのコンプレックスから、美しい顔を求めるのかな?少し幼い感じがしてカワイイ♡
と勝手に考察までして褒めたたえていたのだ。
嶽本野ばらの「祝福されない王国」という短編集の一編にこんな話がある。
男が漂泊の末たどり着いた所は、望めば全てが許される国だった。
男はその街で職を見つけ、幸せに暮らしくていく。
ある日散歩をしていると海辺で倒れている女性を見つけた。
彼が慌てて駆け寄り救護をしたことで、女性は助かった。
しかし男性は死刑を宣告されてしまう。
全てが許される国で唯一許されない事は
「おもいやること」
人の気持ちを想像する事は、他人の大事なところを犯す、レイプと同じ。とても破廉恥な、相手を侮辱する行為だとされていた。
彼女は助かりたい筈だと慮った事が罪だったのだ。
私は丸山隆平の気持ちを想像する事をやめる気はない。
これからも脳内でいじくりまわすし、ねじ曲げる。
私のはかる丸山の感情は想像ですらなく、もはや妄想だろう。
私はこれからも悪びれる事なく妄想していく。
肥大した思いをしたためていく。
それは、大勢の前に立つ、アイドルの彼への、嫉妬なのかもしれない。
しかし、私はこのキャバクラ事件を受けて、決めた事がある。
一つは確かな事から派生して妄想すること。
もう一つは丸山隆平を更に好きになるための妄想しかしないこと。
彼がくれたものを信じていきたいと思う。
負けなのだ。
オタクになった時点で勝敗はついていたのだ。
信ぴょう性もない噂に一喜一憂して、本当に気持ち悪いオタクに育ったと思う。
堕ちたが最後、気持ち悪いモンペ丸山担として、丸ちゃんの全てを愛していきたいと思う。
今は丸ちゃんがエゴサをしないことだけを祈っている。